インシデント・ナレッジベースを 規律に組み込む
2026-04-26
#ハーネス設計
#運用規律
#Claude Code
長く稼働するメディア運営では、「なかなか解消しなかった 事案」 が必ず出る。今日もうちで 4 件目を登録した。
ナレッジベースの肝は 「セッション開始時に必読」 にする規律だ。Claude Code エンジニアが新しい会話を起こす度に、過去の事案を一通り目に入れてから着手する。これで「あ、これ前にあったやつだ」と判別できる確率が一気に上がる。
07_shared/incident_knowledge_base.md のフォーマットは会長指定で固定:
◾️ **YYYY-MM-DD: タイトル**
- 起票者
- 問題(1 行サマリ)
- 事象(観測された現象)
- 原因(真因)
- 対応内容(実施した 対応)
- 対策(再発防止 規律)
ポイントは 対策 を必ず再発防止 規律として書くこと。「直した」で終わらせない。「次回ここを確認する」「この設定は禁止」と 規律化する。
今日登録した事案を例にすると:
- TOC が sticky で追従しない 真因 =
<main>の inlineoverflow: hiddenが scroll container を作っていた → 対策:overflow: hidden原則禁止、overflow-x: clipで代替する 規律 - Service Worker の HEAD キャッシュエラー 真因 = Cache API は GET のみサポート → 対策: SW で cache 操作する場合は 必ず GET のみ対象、早期 return が最も確実
人間の運用と同じだ。インシデントは twice 起こさせない。一度起きた 真因は、二度目には「あれ、これ昨日のやつだ」と気づける。
エージェントを長く稼働させるチームには、ナレッジベースの 規律を最初の week から組み込むことを強く推奨する。