Claude Code のモデル切替方法|Opus・Sonnet・Haiku 選択

Claude Code のモデル切替方法|Opus・Sonnet・Haiku 選択

Claude Code を使っていると「今どのモデルで動いているのか」「Opus と Sonnet をどう切り替えるのか」が分かりにくく、重いタスクなのに軽いモデルのまま作業して精度に不満を感じることがあります。この記事では、Claude Code で選べるモデルの一覧と、/model コマンド・起動フラグ・設定ファイルによる切り替え方法、そしてタスク別の使い分けの基準を公式ドキュメントに沿って整理します。

結論

Claude Code では opussonnethaikufable などのエイリアスでモデルを指定でき、セッション中は /model で即座に切り替えられるとわかる。起動時は --model、恒久設定は settings.json の model フィールドで固定でき、計画は Opus・実行は Sonnet という opusplan も選べる。

目次 (8)

Claude Code で使えるモデルとエイリアス早見表

Claude Code では、モデルを毎回長いバージョン名で指定する必要はなく、用途に対応した「エイリアス」で選べます。公式ドキュメント「Model configuration」が定義する主なエイリアスは次のとおりです(参照日 2026-07-04)。

  • default: モデル指定を解除し、アカウント種別ごとの推奨モデル(管理者が既定を設定していればそのモデル)に戻す特別な値
  • best: 組織が利用できる環境では Fable 5、そうでなければ最新の Opus を使う
  • fable: 最難関・長時間タスク向けの Claude Fable 5 を使う
  • opus: 複雑な推論向けに最新の Opus を使う
  • sonnet: 日常のコーディング向けに最新の Sonnet を使う
  • haiku: 単純作業向けに高速・低コストな Haiku を使う
  • sonnet[1m] / opus[1m]: 100 万トークンの長いコンテキスト窓を使う
  • opusplan: 計画中は Opus、実行時は Sonnet に切り替える特別モード

Anthropic API 上では opus は Opus 4.8 に、sonnet は Sonnet 5 に解決されます。エイリアスは提供元の推奨バージョンを指し、時間とともに更新されるため、バージョンを固定したい場合は claude-opus-4-8 のような完全なモデル名を指定します。

なお Sonnet 5 は Claude Code v2.1.197 以降、Opus 4.8 は v2.1.154 以降が必要です。古い版を使っている場合は claude update で更新してください。

/model コマンドでセッション中に切り替える

作業の途中でモデルを変えたいときは、Claude Code のセッション内で /model を使います。再起動は不要です。

  1. 引数なしで /model と入力すると、選択メニュー(ピッカー)が開く
  2. /model opus のようにエイリアスを続けて入力すると、そのモデルへ即座に切り替わる
  3. /model claude-sonnet-4-5-20250929 のように完全なモデル名でも指定できる

v2.1.153 以降、/model での選択はユーザー設定の model フィールドに書き込まれ、新しいセッションの既定にもなります。ピッカーでは操作によって挙動が分かれます。

  • Enter: モデルを切り替え、既定として保存する
  • s: このセッションだけ切り替える(既定は変えない)

/model <名前> と直接入力した場合は Enter と同じ挙動になります。ただしプロジェクト設定や管理設定(managed settings)は優先度が高く、次回起動時に再適用される点に注意してください。会話が進んだ状態で切り替えると、次の応答が履歴を読み直すため、ピッカーが確認を求めることがあります。

起動フラグ・環境変数・設定ファイルで指定する

モデルはセッション中の切り替え以外にも、複数の方法で指定できます。公式ドキュメントは優先度の高い順に次のように示しています。

  1. セッション中: /model <エイリアス|名前> で即時切り替え
  2. 起動時: claude --model <エイリアス|名前> で開始する
  3. 環境変数: ANTHROPIC_MODEL=<エイリアス|名前> を設定する
  4. 設定ファイル: settings ファイルの model フィールドで恒久的に指定する

--model フラグと ANTHROPIC_MODEL は、その起動で始めたセッションにだけ適用されます。複数のターミナルで異なるモデルを同時に動かしたいときは、/model で切り替えるのではなく、各ターミナルをそれぞれの --model で起動するのが確実です。

設定ファイルで固定する場合は、次のように model フィールドを書きます。

{
    "permissions": {
    },
    "model": "opus"
}

起動時のモデルがプロジェクト設定や管理設定に由来する場合、起動ヘッダーにどの設定ファイルが指定したかが表示されます。/model で上書きできますが、そのプロジェクト/管理設定は次回起動時にまた再適用されます。詳細は「Model configuration」を参照してください。

opusplan モード — 計画は Opus・実行は Sonnet

opusplan は、1 つのセッションの中でフェーズごとにモデルを切り替える特別なモードです。計画(プランニング)の段階では推論力の高い Opus を使い、実際のコード実行に移ると高速でコスト効率のよい Sonnet に自動で切り替わります。

設計方針の検討や難所の切り分けには上位モデルの思考力を使い、機械的な実装は軽いモデルに任せることで、品質とコストのバランスを取れるのが利点です。指定方法は他のエイリアスと同じで、/model opusplanclaude --model opusplan、settings の model"opusplan" を書くだけです。

Fable 5 を使う — 最も高性能なモデル

Claude Fable 5 は Claude Code で最も高性能なモデルで、1 回の作業では収まりきらない大きなタスクに向いています。長時間の自律的なセッションを維持し、着手前に調査を行い、小さいモデルよりも頻繁に自分の作業を検証します。

Fable 5 は既定のモデルではないため、/model fable で明示的に選びます。公式ドキュメントは、Fable 5 から最大限に成果を引き出すコツとして次を挙げています。

  • 手順ではなく「望む結果」を渡し、そこへ至る道筋は任せる
  • 原因調査・障害デバッグ・アーキテクチャ判断など、曖昧で難しい問題を渡す
  • 検証は自分で行うため、テストや確認を促す指示は基本的に不要
  • 普段なら分割するような大きめのタスクをまとめて渡す

Fable 5 は Claude Code v2.1.170 以降が必要で、それより古い版ではピッカーに表示されず選択できません。またゼロデータ保持(zero data retention)環境では選択肢から外れるか、無効表示になります。

モデルの使い分け — どのタスクにどれを選ぶか

どのモデルを選ぶかは、タスクの難度・所要時間・コスト感覚で決めます。公式・実務双方の解説をふまえた基本軸は次のとおりです。

  • Opus: アーキテクチャ設計、複雑なデバッグ、大規模リファクタリングなど、深い推論が要るタスク
  • Sonnet: 日常的なコーディング全般。コストと性能のバランスがよく、多くの作業の既定として使える
  • Haiku: 変数の一括リネーム、テストの雛形生成、データ整形、単純な質問応答などの機械的な作業
  • Fable 5: 単発では終わらない長時間・高難度の探索的タスク

迷ったらまず Sonnet、難所に当たったら Opus、量が多く単純な処理は Haiku、という順で考えると選びやすいです。切り替えの実例は「What Does /model Do in Claude Code?」も参考になります。

組織でモデルを制限する(availableModels)

エンタープライズ環境では、利用できるモデルを管理者側で絞り込めます。管理設定またはポリシー設定の availableModels を使うと、ユーザーが選べるモデルを制限できます。エントリは sonnet のようなモデルファミリー、claude-sonnet-4-5 のようなバージョン接頭辞、あるいは完全なモデル ID で指定します。

availableModels を設定すると、/model--model フラグ・ANTHROPIC_MODELmodel 設定・セッション再開時の復元モデルなど、ユーザーがモデルを指定できるすべての箇所に許可リストが適用されます。許可外のモデルへ /model で切り替えようとするとエラーになり、除外されたモデルはピッカーから非表示になります。組織で統一したモデル方針を敷きたい場合に有効です。

まとめ

Claude Code のモデルは、opussonnethaikufable などのエイリアスで直感的に選べます。セッション中は /model で即時に切り替え、起動時は --model、恒久設定は settings.json の model フィールドで固定するのが基本の使い分けです。計画と実行でモデルを分けたいときは opusplan、最難関の長時間タスクには Fable 5 を選ぶとよいでしょう。まずは Sonnet を既定に、難所で Opus、単純作業は Haiku という軸で切り替えれば、精度とコストのバランスを取りながら作業を進められます。

出典: Model configuration(Claude Code Docs) / Claude Code model configuration(Help Center) / Models overview

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