
Claude Code Plan Mode とは|使い方・起動方法と3つの活用場面
Claude Code で複雑な変更を加えようとして、途中でファイル間の依存関係が崩れたり思わぬバグを生み出した経験はありませんか。Plan Mode は、コードに触れる前に Claude に読み取りと計画立案だけをさせる専用モードです。本記事では起動方法から、どんな場面で使うべきかを具体的に整理します。
Claude Code Plan Mode は Shift+Tab を 2 回押すか /plan コマンドで起動できる読み取り専用モード。ファイル編集前に Claude に計画を立てさせることで、3 ファイル以上の変更や認証・セキュリティ関連コードでの実装ミスを大幅に減らせる。
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Plan Mode とは — 読み取り専用で「計画してから動く」モード
Plan Mode は Claude Code の動作モードの 1 つで、ファイルの読み取りや質問は行えるが、ファイルの書き込みやシェルコマンドの実行は一切行えない読み取り専用モードです。
通常モードでは Claude Code はユーザーの指示を受けた瞬間にコード編集を始めます。一方 Plan Mode では、Claude はまずコードベース全体を読み込み、必要に応じてユーザーに確認を取りながら、変更すべきファイル・変更の順序・想定されるリスクを整理した実装計画を提示します。
codewithmukesh.com の解説 によると、計画なしで実装に突入すると約 40% の確率で作業を最初からやり直す必要があったと報告されています。Plan Mode は「考えてから動く」サイクルを強制することで、この手戻りを構造的に防ぎます。
Armin Ronacher が lucumr.pocoo.org で分析しているとおり、Plan Mode の本質は「読み取り専用モード中に Claude が Markdown の計画ファイルを自分で書きながら策定を進める」仕組みです。計画が確定したタイミングでそのファイルを読み込み、実装フェーズへ移行します。
Plan Mode の 4 つの起動方法
Plan Mode に入るには以下の 4 通りの方法があります。
- Shift+Tab を 2 回押す — 現在のセッション中に即座に切り替えられる最速の方法。再度 Shift+Tab を 2 回押すと通常モードに戻ります。
- /plan コマンドを使う — プロンプトの先頭に
/planと入力すると、その 1 ターンだけ Plan Mode として動作します。 - 起動時フラグで指定する —
claude --permission-mode planでセッションを開始すると、最初から Plan Mode で動作します。 - settings.json で永続設定する —
permissions.defaultModeを"plan"に設定すると、毎回のセッションが自動的に Plan Mode から開始されます。
(参考: DataCamp の解説)
日常的な使い方では、複雑なタスクに取り掛かるとき「Shift+Tab 2 回」でその場で切り替える方法が最も手軽です。常に計画から始めたい場合は settings.json への永続設定が向いています。
Plan Mode でできること・できないこと
Plan Mode 中に Claude が行える操作と行えない操作は明確に分かれています。
できること
- プロジェクト内のファイル読み取りと検索
- ディレクトリ構造の確認
- Web からの情報収集
- ユーザーへの確認質問
- 実装計画の Markdown 形式での提示
できないこと
- ファイルの作成・編集・削除
- シェルコマンドの実行
- データベースへの書き込み
- テストの実行
このモードでは物理的に変更が加わらないため、Claude の読み違いや誤解が計画段階で明らかになります。実装に入る前に「この変更で本当に問題ないか」を確認する最後の砦として機能します。
Plan Mode が特に効果を発揮する 3 つの場面
DataCamp の解説 の分析をもとに、Plan Mode の費用対効果が最も高い 3 つのケースを紹介します。
1. 3 ファイル以上にまたがる変更
複数ファイルにまたがる変更では、1 つの判断が 80% の精度でも 20 箇所の判断ポイントがあれば最終的な成功確率は約 1% まで下がります。Plan Mode で事前に全変更箇所と依存関係を確認することで、このリスクを大幅に抑えられます。
2. 認証・決済・セキュリティ関連コード
これらの領域でのバグはユーザーデータ漏洩や金銭的損失に直結します。コードに一行触れる前に Plan Mode で全体の変更計画を確認しておくことが、実質的なリスク管理になります。
3. 大規模リファクタリング
ファイル間でコードを移動したり、依存関係を全面的に変更するリファクタリングでは、影響範囲の把握が最重要です。Plan Mode で影響ファイルの一覧と変更順序を確認してから実装に進みましょう。
Plan Mode の実践フロー — 探索・計画・実装の流れ
Plan Mode を最大限活かすための標準的な進め方を紹介します。
- Shift+Tab を 2 回押して Plan Mode に入る。
- タスクの概要を伝える。 例:「users テーブルにメールアドレス認証カラムを追加して、認証フローを更新したい」
- Claude がコードベースを読み込み、計画を提示するのを待つ。 変更対象のファイル・変更内容・想定リスクが Markdown で出力されます。
- 計画を確認し、気になる点を質問する。 Plan Mode のまま「なぜ A ではなく B を変更するのか」と追加質問できます。
- 計画に納得したら Shift+Tab を 2 回押して通常モードに戻り、実装を開始する。
実装中に新たな問題が見つかった場合は、再度 Shift+Tab で Plan Mode に切り替えて計画を修正するとよいでしょう。
CLAUDE.md との組み合わせで精度を高める
Plan Mode の計画品質は、プロジェクト固有のルールや構造を Claude に事前に伝えることで大きく向上します。CLAUDE.md ファイルにプロジェクトのアーキテクチャ・命名規約・禁忌事項をまとめておくと、Plan Mode 中の Claude がそれらを考慮した計画を立てます。
たとえば「このプロジェクトでは users テーブルへの直接変更は禁止・必ず migration ファイル経由で行う」といったルールを書いておくことで、Plan Mode の計画書が最初からそのルールに沿った内容になります。
codewithmukesh.com では、Ctrl+G のショートカットでテキストエディタから計画を直接編集できることも紹介されています。計画書が気に入らない部分だけを手動で修正してから実装に進む、という使い方も効果的です。
Plan Mode の注意点
Plan Mode を活用するうえで頭に入れておきたい制約を整理します。
計画は明示的に保存しないと消える — Plan Mode で出力された計画は画面上に表示されますが、次のセッションでは消えます。重要な計画はプロジェクト内のドキュメントにコピーして保存しておきましょう。
タスクが大きすぎると計画が曖昧になる — 非常に大規模な変更を一度に計画させようとすると、内容が抽象的になることがあります。計画が 100 行を超えるようであれば、それ自体が「タスクの分割が必要」なサインです。変更を小さな単位に切り分けてから再度 Plan Mode を使いましょう。
Plan Mode は応答速度に影響しない — Plan Mode に入ることで Claude の応答が遅くなるわけではありません。読み取り操作に特化しているため、不要な実装を試みないぶんトークン効率が良い場合もあります。
Plan Mode は「実装の速さ」より「実装の正確さ」を優先する場面で使うモードです。慣れてきたら、大きなタスクへの着手前には必ず Plan Mode から入る習慣をつけると、Claude Code との作業品質が一段階上がります。