
Google×Claude を MCP 連携|Drive・GA4・GSC の接続手順
「google claude mcp」と検索する人の多くは、Claude を Google のサービス(Drive・Gmail・カレンダー・Search Console・Analytics・Ads など)につないで、ファイルやデータを直接読み書きさせたいと考えています。鍵になるのが MCP(Model Context Protocol)です。本記事では、標準コネクターと MCP サーバーという 2 つの接続経路を整理し、サービス別の手順・認証・製品ごとの対応状況までまとめます。
目次 (10)
google claude mcp とは — Claude を Google に繋ぐ 2 つの道
MCP は Anthropic が公開したオープン標準で、Claude のような対話モデルを外部サービスやデータソースへ接続するための共通規格です。Claude から Google サービスへつなぐ方法は、大きく次の 2 経路に分かれます。
- 標準コネクター(Connectors): Anthropic が検証済みの組み込み接続。Google Drive・Gmail・Google カレンダーが該当し、設定画面から数クリックで有効化できます。
- MCP サーバー: 標準コネクターに無いサービス(GA4・Search Console・Ads・BigQuery など)を、自分で MCP サーバーを立てて接続する方法です。
つまり「日常使う Workspace 系」は標準コネクター、「データ分析・マーケティング系」は MCP サーバー、という棲み分けで考えるのが実務的です。
標準コネクターで繋ぐ Workspace(Drive・Gmail・カレンダー)
Google Workspace コネクター(Gmail / Google Drive / Google カレンダー)は、Claude および Claude Desktop の全ユーザーが利用できます。Anthropic のディレクトリでも Drive が 1 位、Gmail が 2 位、カレンダーが 3 位と上位を占める定番です。
追加手順は次のとおりです。
- Claude の設定から「コネクター(Connectors)」を開く。
- 一覧から Google Drive / Gmail / Google カレンダーを選び「接続」を押す。
- Google アカウントで OAuth 認証(アクセス許可)を行う。
- 接続後、チャットで「先週の請求書メールを探して」などと自然文で指示する。
なお、これらの組み込みコネクターは現状「検索・読み取り・新規作成」が中心で、既存ファイルの移動・リネーム・削除といった更新系操作には対応していません。また Team / Enterprise プランでは、まず Owner(管理者)が組織レベルでコネクターを有効化する必要があります。2026 年 3 月 31 日以降、Skills・Connectors・Plugins は claude.ai/directory に統合されました。
MCP サーバーで繋ぐデータ系(GA4・Search Console・Ads)
Google Analytics(GA4)・Search Console・Google Ads・BigQuery といったデータ系は標準コネクターに含まれないため、MCP サーバーを別途用意します。代表的な選択肢は以下です。
- Google Analytics(GA4): Google 公式の
google-analytics-mcp(リポジトリgoogleanalytics/google-analytics-mcp)。アクセス傾向の抽出や改善提案を自然文で実行できます。 - Google Search Console: GSC 用 MCP サーバー。検索順位・表示回数・流入クエリを取得して SEO レポートを自動生成できます。
- Google Ads: cdata などが提供する MCP サーバー経由で、広告データへ自然文でアクセスできます。
- Google 検索:
mcp-gemini-google-searchのようにnpxで起動するサーバーもあります。
これらは Claude Code や Claude Desktop と組み合わせて使うのが基本です。
Claude Code で Google MCP サーバーを追加する手順
Claude Code では claude mcp add コマンドでサーバーを登録します。スコープは local / project / user の 3 種類から選びます。
- ターミナルで
claude mcp addを実行し、サーバー名・起動コマンド・スコープを指定する。 - プロジェクト単位で共有したい場合は
.mcp.jsonに設定を書く。 - 認証情報(サービスアカウント鍵など)を環境変数で渡す。
claudeを起動し、登録した MCP のツールが読み込まれているか確認する。
GA4 を .mcp.json で登録する例は次のとおりです。
{
"mcpServers": {
"ga4": {
"type": "stdio",
"command": "uv",
"args": ["run", "analytics-mcp"],
"env": {
"GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS": "/path/to/service-account-key.json",
"GOOGLE_CLOUD_PROJECT": "your-project-id"
}
}
}
}
Claude Desktop で MCP を設定する手順
Claude Desktop では設定ファイル claude_desktop_config.json に MCP サーバー情報を JSON で記述します。
- Claude Desktop の設定から「開発者」→「設定ファイルを編集」を開く。
mcpServersに対象サーバーのcommandとargs、必要な環境変数を追記する。- Claude Desktop を再起動して読み込ませる。
- 接続済みになれば、Google サービスのデータについて自由に質問できる。
npx で起動するサーバーであれば、command に npx、args にパッケージ名を指定するだけで動きます。
認証方式の違い — OAuth とサービスアカウント
Google 連携でつまずきやすいのが認証方式の違いです。用途で使い分けます。
- OAuth: 標準コネクター(Drive / Gmail / カレンダー)や Remote MCP で使う、ユーザー本人のアカウント許可方式。ブラウザで承認するだけで完了します。
- サービスアカウント: GA4 など API 連携系の MCP で多い方式。Google Cloud でサービスアカウントを作り、JSON 鍵を発行して
GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSで渡します。
個人利用なら OAuth、サーバー常駐やデータ分析の自動化ならサービスアカウントが扱いやすい、と覚えておくと迷いません。Remote MCP の詳細は Claude Remote MCP の使い方 も参照してください。
製品別の対応状況 — Claude.ai / Code / Desktop / Cowork
| 製品 | 標準コネクター | MCP サーバー |
|---|---|---|
| Claude.ai(Web) | ◯ Drive / Gmail / カレンダー | ◯ Remote MCP |
| Claude Code | ◯(セッションで利用) | ◎ claude mcp add |
| Claude Desktop | ◯ | ◎ 設定ファイル |
| Claude Cowork | ◯ | ◯ MCP コネクター |
製品ごとの細かな使い分けは、Claude Cowork×Google 連携 や Google Search Console と Claude 連携 もあわせて読むと理解が深まります。
よくある詰まり所と対処
- 更新系が効かない: 標準 Drive コネクターは読み取り・作成中心で、移動・削除はできません。書き込みまで自動化したい場合は MCP サーバーや Cowork のフル連携を検討します。
- Claude Code でコネクターが見えない: claude.ai で接続済みでも、Claude Code セッションに引き継がれないケースがあります。Code 側では MCP サーバーとして登録し直すのが確実です。
- Team / Enterprise で接続できない: 組織の Owner が管理画面でコネクターを許可していない可能性があります。管理者に有効化を依頼してください。
- 認証エラー: サービスアカウント鍵のパスや、対象 GA4 プロパティへの権限付与漏れが多い原因です。
まとめ
「google claude mcp」の答えは、Workspace 系は標準コネクター、データ系は MCP サーバーという 2 経路の使い分けにあります。Drive・Gmail・カレンダーは数クリックの OAuth で、GA4・Search Console・Ads は claude mcp add や設定ファイルでサーバー登録する、という流れを押さえれば、Claude を Google データのハブとして実用レベルで活用できます。