
Claude Desktop とは|ダウンロード・MCP・Cowork の使い方

Claude Desktop は Anthropic が提供する公式デスクトップアプリです。Web ブラウザを開かなくても Windows または Mac の画面上から Claude を呼び出せるほか、ローカルファイルのアクセスや MCP(Model Context Protocol)による外部ツール連携、VM 上でコードを実行する Cowork 機能など、Web アプリでは使えない機能群を備えています。本記事では、Claude Desktop のダウンロードからインストール、主要機能と Web アプリとの違い、よく使われる設定までを Anthropic 公式情報に基づいて整理します。
目次 (13)
Claude Desktop とは
Claude Desktop は、Anthropic が Windows・Mac 向けに提供するネイティブアプリです。Web アプリと同じ会話 UI を持ちながら、以下のデスクトップ固有の機能を追加しています。
- ドック/タスクバーから呼び出すクイックアクセス
- ローカルファイルへの直接アクセス(手動アップロード不要)
- デスクトップ拡張機能(Chrome・Slack・Excel・Word 等との連携)
- Claude Cowork(ローカル VM でコードを安全に実行)
- Claude Code との統合(ライブサーバープレビュー付き)
Web アプリはブラウザのタブを開いてから使いますが、Claude Desktop はアプリとして常駐するため、どの作業画面からでも素早く Claude にアクセスできます。
公式ダウンロードページ: https://claude.com/download
対応 OS とシステム要件
| OS | 最低バージョン |
|---|---|
| macOS | 11 (Big Sur) 以降 |
| Windows | 10 以降 |
| Linux | 現在非対応 |
iOS・Android・ChromeOS はモバイルアプリとして別途 App Store / Google Play から入手できます。Windows 版には x64 と ARM64 の 2 種類のインストーラが用意されています。
企業向けには MSIX(Windows)と PKG(Mac)の配布パッケージが用意されており、SSO 認証と組み合わせた一括展開が可能です。
ダウンロード・インストール手順
- https://claude.com/download にアクセスする
- 使用している OS(macOS / Windows)を選択してインストーラをダウンロードする
- インストーラを実行する(Mac の場合は
.dmgを開いてアプリを Applications にドラッグ、Windows の場合は.exeをダブルクリックしてセットアップウィザードを完了) - アプリを起動して claude.ai のアカウントでサインインする
アカウントをまだ持っていない場合は、https://claude.ai でサインアップします。Free プランでも利用可能ですが、Cowork や拡張機能の一部は Pro / Max プランが必要です。
インストール後はドック(Mac)またはタスクバー(Windows)にアイコンが表示され、常駐モードで起動します。
Web アプリとの違い — デスクトップ版でできること
Claude Desktop が Web アプリと大きく異なる点は 4 つあります。
1. ローカルファイルへの直接アクセス
デスクトップ拡張機能を使うと、ローカルのカレンダー・メール・メッセージングアプリ、そして手元のファイルに Claude が直接アクセスできます。「このフォルダの PDF を要約して」のような依頼が、手動アップロードなしで完結します。
2. デスクトップ拡張機能(Extensions)
アプリ内の「設定 > 拡張機能」から Chrome・Slack・Excel・PowerPoint・Word など対応アプリへの接続を追加できます。拡張機能は企業レベルのセキュリティ設計に基づき、許可されたアプリのみアクセスします。
3. Claude Cowork(ローカル VM でのコード実行)
Claude Cowork は端末上の隔離された仮想マシンでコードを実行する機能です。ターミナル操作なしに複数ステップにわたるタスクを自動処理できます。
- Web 版の Cowork はサーバー側の VM で動作しますが、デスクトップ版 Cowork はローカル VM で動作します
- ローカルのファイルシステムに直接アクセスできるため、開発・データ処理などのタスクに向きます
- 実行ログはデバイス上に残り、クラウドには同期されません
- macOS では Apple Silicon が必須、Windows では Hyper-V が必要です
4. Claude Code との統合
Claude Code がデスクトップアプリ内で動作し、ライブサーバープレビューや PR モニタリングをアプリ画面から確認できます。
MCP(Model Context Protocol)との連携
Claude Desktop は MCP の主要なクライアントの一つです。MCP は Anthropic が策定したオープンプロトコルで、Claude が外部ツール・データソース・API を標準化された方法で呼び出せるようにします。
MCP サーバーを設定するには、以下の手順で行います。
- Claude Desktop の「設定」を開く
- 「デベロッパー」セクションで
claude_desktop_config.jsonを編集する - 使用したい MCP サーバーのコマンドと引数を JSON に追記して保存する
- Claude Desktop を再起動する
設定ファイルの場所はプラットフォームごとに異なります。macOS の場合は ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json、Windows の場合は %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json です。
MCP のサーバー一覧やサードパーティ製サーバーのカタログは Anthropic の公式 GitHub リポジトリ https://github.com/anthropics/mcp で確認できます。
Claude Cowork の使い方
Claude Cowork を起動するには、以下の手順を踏みます。
- Claude Desktop を起動してチャット画面を開く
- 新しい会話で「Cowork を使ってこのタスクを実行して」のように依頼する
- Claude が Cowork セッションを開始し、ローカル VM での実行を開始する
- タスクの進行状況がリアルタイムで表示される
Cowork はファイルの作成・編集・スクリプト実行など複数ステップの処理を自動で行います。セッション中に Claude が何を実行するかを確認し、必要に応じて中断や修正ができます。
注意点として、Cowork のローカルセッション履歴は他のデバイスに同期されないため、作業ログが必要な場合は別途保存してください。
サインインとデータ同期
Claude Desktop にサインインすると、会話履歴・プロジェクト・記憶(Memory)・設定が Web アプリやモバイルアプリと同期されます。どのデバイスからでも同じ会話の続きから作業できます。
ただし、ローカル Cowork セッションのデータはデバイス上にのみ保存され、クラウド同期の対象外です。
複数のアカウントを切り替えて使いたい場合は、設定画面からサインアウトして別アカウントでサインインし直します。
アップデートの管理
Claude Desktop は自動更新に対応しています。Mac のネイティブインストーラ経由でインストールした場合はアプリ内で自動更新が行われます。Homebrew 経由でインストールした場合は brew upgrade claude コマンドで更新します。
現在のバージョンを確認するには、アプリメニューの「About Claude」から確認できます。または Claude Code CLI がインストールされている場合は claude --version でも確認可能です。
よくある質問
Claude Desktop は無料で使えますか? サインインすれば Free プランで基本的な会話機能を利用できます。Cowork やデスクトップ拡張機能の一部は Pro または Max プランが必要な場合があります。
Linux には対応していますか?
現時点では Linux 向けの公式 Claude Desktop アプリは提供されていません。Linux 環境では Claude Code CLI(claude コマンド)を使うか、Web ブラウザから claude.ai にアクセスする方法が現実的です。
MCP サーバーを使うには開発者モードが必要ですか? MCP サーバーの追加は設定ファイルの編集で行います。アプリの「デベロッパー」設定から編集画面を開けます。プログラミング不要ですが、JSON ファイルの編集に慣れているとスムーズです。
Cowork と Claude Code は何が違いますか? Cowork はターミナル不要で複数ステップのタスクをローカル VM で自動実行する機能で、非エンジニアでも扱いやすい設計です。Claude Code はエンジニア向けの CLI で、コードベースへの直接アクセスや PR 操作など開発ワークフローに特化しています。両方とも Claude Desktop から使えます。
公式ドキュメントおよびサポート記事: