Claude Code 4 月大型更新まとめ — デスクトップ再設計・クラウドルーティン・Opus 4.7 xhigh・自動モード・/ultrareview

Claude Code 2026 年 4 月 — 5 つの変更点を速報

Anthropic は 2026 年 4 月を通じて Claude Code に大型アップデートを連続投入しました。デスクトップアプリの全面再設計に始まり、クラウド上で自律実行する Routines(ルーティン)、Opus 4.7 専用の推論強度設定 xhigh、許可確認なしで動く 自動モード、マルチエージェント分析による包括的レビューコマンド /ultrareview など、日常の開発フローに直結する機能が出揃いました。本記事では各機能の概要と使い方をまとめます。

この記事の要約powered by Claude

Anthropic は 2026 年 4 月を通じて Claude Code に 5 つの大型更新を投入しました。

デスクトップアプリが全面再設計され、1 ウィンドウで複数セッションを並列実行できるようになり、統合ターミナル・差分ビューア・アプリプレビューなどのペインが追加されています。

クラウド上で定期実行・API トリガーで動く Routines(クラウドルーティン)も研究プレビューが始まり、ノート PC を閉じても処理が継続します。

さらに Opus 4.7 専用の推論強度 xhigh・許可確認なしで全操作を実行する自動モード・マルチエージェント並列レビューの /ultrareview が加わりました。

目次 (29)

変更点 1/5: デスクトップ再設計 — 「補助画面」から「統合開発環境」へ

新しい位置づけ — CLI がメイン、デスクトップが統合環境

Claude Code の主力は従来通り CLI(コマンドラインインターフェース) です。 デスクトップアプリはその CLI 体験をグラフィカルなペイン(区画)レイアウトで補完・強化する統合環境として再定義されました。 公式ドキュメントには「The Code tab within the Claude Desktop app lets you use Claude Code through a graphical interface instead of the terminal」と記されています 出典。 CLI と競合する製品ではなく、同じ Claude Code の別フロントエンドです。

ワークスペースのレイアウト・統合ターミナル・ファイルエディタ・サイドチャット・表示モードの各機能は Claude Desktop v1.2581.0 以降が必要です出典

追加された主要 5 ペイン — 統合ターミナル / エディタ / 差分 / プレビュー / サイドチャット

本セクションの要点を以下に整理します。

ペイン 概要
統合ターミナル セッションと同一環境でコマンドを実行。`Ctrl+`` で開閉。ローカルセッション専用
ファイルエディタ チャット内のファイルパスをクリックして直接編集。Save で書き戻し
差分ビューア(Diff view) ファイルごとに追加・削除行を確認。行コメントを書いて Claude に渡せる
アプリプレビュー 開発サーバーを起動して埋め込みブラウザで動作確認。HTML・PDF・画像にも対応
サイドチャット メインスレッドを中断せず質問・調査を行う派生チャット(Cmd+;)

出典: Use Claude Code Desktop — Anthropic Docs

マルチセッション並列実行 — Ctrl+Tab で切替、各セッション独立コンテキスト

1 ウィンドウで複数セッションを同時に開き、セッション間を Ctrl+Tab で切り替えられます。 各セッションは独立したコンテキストと変更履歴を持ちます。 Git ワークツリーの自動隔離にも対応しており、並列セッションが互いの作業に干渉しません 出典

PR モニタリング — Auto-fix / Auto-merge で CI 連携が自動化

プルリクエスト(PR)をオープンすると、セッション内に CI(継続的インテグレーション)ステータスバーが表示されます。 Auto-fix(CI チェック失敗時の自動修正)と Auto-merge(全チェック通過後の自動マージ)を トグルで有効化できます出典

変更点 2/5: クラウドルーティン(Routines) — ノート PC を閉じても動き続ける自動化

Routines とは — Anthropic マネージドクラウド上で自律実行する研究プレビュー機能

Routines は現在 研究プレビュー段階です。 動作仕様・制限・API の形式は変更される可能性があります 出典

Routine(ルーティン)は「プロンプト・リポジトリ・コネクタ」をひとまとめにした設定単位で、自動的に実行されます。 実行環境は Anthropic マネージドクラウドインフラのため、ノート PC が閉じていても・電源が切れていても稼働し続けます 出典。 利用可能なプランは Pro・Max・Team・Enterprise で、claude.ai/code の Claude Code on the Web が有効になっている必要があります。

ローカルスケジュールタスクとの比較 — クラウド常駐で安定性が段違い

本セクションの要点を以下に整理します。

クラウドルーティン デスクトップスケジュールタスク
実行場所 Anthropic クラウド 自分のマシン
マシン起動が必要か 不要 必要
ローカルファイルアクセス 不可(リポジトリをクローン)
最小実行間隔 1 時間 1 分

出典: Schedule recurring tasks in Claude Code Desktop — Anthropic Docs

3 種類のトリガー — スケジュール / API / GitHub イベント

1 つの Routine に複数のトリガーを組み合わせることができます出典

スケジュールトリガー

毎時・毎日・平日毎日・毎週などの周期実行。カスタム cron 式は CLI の /schedule update で設定可能(最小間隔 1 時間)。 設定時刻はローカルタイムで入力し、クラウド側で自動変換されます。

API トリガー

ルーティン専用の HTTP エンドポイントに POST することで起動。 アラートシステム・デプロイパイプライン・内部ツールなど任意の外部サービスから呼び出し可能です。 text フィールドでアラート本文などの実行時コンテキストを渡せます。

curl -X POST https://api.anthropic.com/v1/claude_code/routines/trig_01.../fire \
  -H "Authorization: Bearer sk-ant-oat01-xxxxx" \
  -H "anthropic-beta: experimental-cc-routine-2026-04-01" \
  -H "anthropic-version: 2023-06-01" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{"text": "Sentry alert SEN-4521 fired in prod."}'

出典: Automate work with routines — Anthropic Docs

このエンドポイントは experimental-cc-routine-2026-04-01 ベータヘッダーのもとで提供されています。 研究プレビュー期間中はリクエスト・レスポンスの形式が変更される可能性があります出典

GitHub イベントトリガー

プルリクエスト(PR)のオープン・クローズ・更新、リリースの作成・公開などに反応して自動起動します。 フィルタ条件(作者・タイトル・ラベル・ベースブランチ・ドラフト状態など)で絞り込みが可能です 出典

注意: 研究プレビュー期間中は GitHub ウェブフックイベントにルーティン単位・アカウント単位の時間あたり上限が設けられており、 上限を超えたイベントはウィンドウがリセットされるまで破棄されます 出典

典型的なユースケース — 夜間バッチ / 監視 / PR 自動レビュー

公式ドキュメントが例示するユースケースは以下の通りです出典

  • バックログ管理: 毎晩、新規イシューを読んでラベル付け・担当アサインを行い、Slack にサマリーを投稿
  • アラートトリアージ: 監視ツールのアラート発火時に API トリガーでスタックトレースを分析し、修正 PR の下書きを自動作成
  • PR 自動レビュー: pull_request.opened イベントで起動し、チーム独自のレビューチェックリストを適用してインラインコメントを付与
  • デプロイ検証: CD(継続的デリバリー)パイプラインのデプロイ後に API トリガーでスモークチェックを実行してリリースチャンネルに結果を投稿
  • ドキュメント drift 検出: 週次でマージ済み PR を精査し、変更された API を参照するドキュメントに更新 PR を作成

設定方法 — Claude Code から routines コマンドで作成

本セクションの要点を以下に整理します。

  • Web: claude.ai/code/routines から「New routine」をクリック
  • CLI: /schedule コマンドを会話形式で実行。例: /schedule daily PR review at 9am
  • Desktop: Schedule ページで「New task」→「New remote task」を選択

変更点 3/5: Opus 4.7 xhigh モード — highmax の中間の推論強度

xhigh の概要 — Claude Code v2.1.111(2026-04-16)で追加

Claude Code v2.1.111(2026-04-16)で Opus 4.7 向けの新努力レベル xhigh が追加されました 出典。 公式チェンジログには「Added xhigh effort level for Opus 4.7, sitting between high and max」と記されています。

xhigh の利用方法 — /effort xhigh または --effort xhigh フラグ

本セクションの要点を以下に整理します。

/effort xhigh

/effort コマンドを引数なしで実行するとインタラクティブスライダーが起動し、 矢印キーで努力レベルを選択して Enter で確定できます。 --effort xhigh フラグをコマンドライン引数として渡すことも、モデルピッカーから選択することも可能です 出典

注意: xhigh は Opus 4.7 固有の設定です。 他のモデルで指定した場合は自動的に high にフォールバックします 出典

xhigh の使いどころ — 高難度実装やエージェント作業の開始点として推奨

Opus 4.7 の公式ドキュメントでは「コーディングやエージェント用途ではまず xhigh から試すことが推奨される」と位置づけられています 出典。 精度よりスピードを重視しなくてよい、難度の高い実装タスクやエージェント作業が主な対象です。 トークン消費量は high より多くなることが予想されますが、公式資料に具体的な倍率は記載されていません [未確認]。本番投入前に代表的なタスクでの消費量を実測することを推奨します。

変更点 4/5: 自動モード(Auto mode) — 長時間稼働エージェントの自律実行

自動モードの概要 — Max + Opus 4.7 で --enable-auto-mode フラグ不要に

Claude Code v2.1.111(2026-04-16)で、Max 購読者が Opus 4.7 利用時に自動モードを使用する際、 --enable-auto-mode フラグが不要になりました 出典

自動モードは現在 研究プレビュー段階です 出典。 公式ドキュメントには「Claude executes all actions with background safety checks that verify alignment with your request. Reduces permission prompts while maintaining oversight.」と記されています。

利用できるプランとモデル — Max は Opus 4.7 限定、Pro は不可

本セクションの要点を以下に整理します。

プラン 利用可能なモデル
Max Claude Opus 4.7 のみ
Team・Enterprise・API Claude Sonnet 4.6・Opus 4.6・Opus 4.7
Pro・サードパーティプロバイダー 利用不可

出典: Use Claude Code Desktop — Anthropic Docs

有効化は「Settings → Claude Code」から行います。

自動モード vs 許可バイパス — 自動モードは安全チェックあり、Bypass はサンドボックス専用

自動モードはバックグラウンド安全チェック付きで許可確認プロンプトを削減します。 一方、Bypass permissions モードは一切のプロンプトなしで全操作を実行するもので、 公式ドキュメントでは「サンドボックス化されたコンテナや VM でのみ使用すること」と明記されています 出典。 通常の開発環境では自動モードを選択してください。

オンにする条件 — 長時間自律タスク・PR 自動修正・夜間バックグラウンド実行

本セクションの要点を以下に整理します。

  • 長時間かけて自律完結すべきエージェントタスク
  • PR 自動修正・依存関係更新など定型的な繰り返し作業
  • 人間が都度承認できない夜間・バックグラウンド実行

変更点 5/5: /ultrareview コマンド — クラウド並列マルチエージェントで包括レビュー

/ultrareview の概要 — Claude Code v2.1.111 で追加

Claude Code v2.1.111(2026-04-16)で /ultrareview コマンドが追加されました 出典

公式チェンジログの記述: 「Added /ultrareview for running comprehensive code review in the cloud using parallel multi-agent analysis and critique — invoke with no arguments to review your current branch, or /ultrareview <PR#> to fetch and review a specific GitHub PR」

/ultrareview の使い方 — 引数なしで現ブランチ、PR # 指定で GitHub から自動取得

本セクションの要点を以下に整理します。

/ultrareview          # 現在のブランチをレビュー
/ultrareview 42       # GitHub PR #42 を取得してレビュー

引数なしで実行した場合は現在のブランチを対象とします。 PR 番号を指定した場合は GitHub から対象 PR を自動取得してレビューします 出典

差分ビューア組み込みレビューとの違い — /ultrareview はより包括的・大規模変更向け

デスクトップの差分ビューアには「Review code」ボタンによる組み込みレビュー機能があります。 こちらは「コンパイルエラー・明確なロジックエラー・セキュリティ脆弱性・明白なバグ」にフォーカスし、 スタイルや既存の問題は対象外です出典

/ultrareview はそれに対して「クラウドでの並列マルチエージェント分析」を用いた包括的レビューを指向しており、 より大規模なコードベースや複雑な変更の精査に向いています 出典

プラン別の活かし方 — Pro / Max / Routines 利用者の推奨ワークフロー

Pro プラン — デフォルト努力 high 化と /resume 高速化を最大限活用

本セクションの要点を以下に整理します。

  • デフォルト努力レベルが medium から high に引き上げられた(v2.1.117、2026-04-22)ため、同じプロンプトでより高品質な出力が期待できます出典
  • /resume の大規模セッション読み込みが最大 67% 高速化(v2.1.116、2026-04-20)しており、長期プロジェクトの続きを再開しやすくなっています出典
  • デスクトップアプリの統合ターミナル・差分ビューアを活用し、ブラウザとターミナルの切り替え回数を削減できます

Max プラン — Opus 4.7 + xhigh + 自動モード + /ultrareview の 4 点セット

本セクションの要点を以下に整理します。

  • Opus 4.7 + xhigh モードの組み合わせで難度の高い実装タスクに取り組む際、まず /effort xhigh を試すことが公式に推奨されています
  • 自動モードが簡単に有効化可能になりました。「Settings → Claude Code」で有効にし、CI 修正・依存関係更新など繰り返し作業を自律実行させることで工数を削減できます
  • /ultrareview を PR 提出前の最終チェックに組み込むことで、レビュワー負担の軽減とバグ早期発見が期待できます

Routines を活用したい方 — 小さなスケジュールタスクから始め、手動フォールバックを用意

本セクションの要点を以下に整理します。

  • まず claude.ai/code/routines で小さなスケジュールタスク(例: 朝 9 時に昨日の差分サマリーを Slack に投稿)から試すことを推奨します
  • GitHub トリガーで PR レビューを自動化する場合、フィルタ条件(is draft = false など)を必ず設定し、不要な実行を避けましょう
  • 研究プレビュー段階のため、仕様変更に備えて重要なワークフローは手動フォールバックを用意しておくことを推奨します

出典(一次情報)

本記事の作成に直接参照した一次情報源は以下の通りです。最新の正確な情報は各リンク先で必ずご確認ください。

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