Claude共有機能の使い方|会話・資料の公開範囲と権限を確認

Claude共有機能の使い方|会話・資料の公開範囲と権限を確認

Claudeで作った回答を同僚へ渡したい、同じ資料をチームで使いたいと思っても、「共有」がどこまで見せる操作なのかは分かりにくいものです。会話と成果物では、共有相手や変更できる範囲も異なります。この記事では、チャット・Projects・Artifactsの使い分けと設定手順を整理し、業務で送る前に確認したい権限や解除方法を説明します。

結論

Claudeの共有機能は、会話を見せるチャット共有、資料と指示を共用するProjects、成果物を渡すArtifactsに分かれる。対象とプランで公開範囲や権限が変わるため、共有相手と見せたい内容を先に決めれば適切な方法を選択できる。

目次 (7)

Claudeの共有機能は何を共有するかで選ぶ

「共有」ボタンがあっても、すべて同じ情報が渡るわけではありません。まず、相手に会話の経緯を見せたいのか、共通資料を使ってほしいのか、完成した成果物を見せたいのかを分けます。

共有する対象 向いている目的 確認する点
チャット 質問と回答の経緯をレビューしてもらう 共有時点までの会話、公開範囲
Projects チームで資料や共通の指示を使う Team・Enterpriseの利用条件、表示・編集権限
Artifacts 作成した資料やアプリなどの成果物を渡す 成果物の種類、相手のアクセス権とログイン

回答だけが必要なら、必要な部分をコピーして渡す方法もあります。チャット共有は前の質問も含むため、最後の回答だけを見せる操作だと思ってリンクを作らないようにしましょう。

基本仕様はチャット共有の公式ヘルプ、Projects共有の公式ヘルプ、Artifacts共有の公式ヘルプで確認できます。

チャット共有は会話のスナップショットを渡す

チャットは初期状態では非公開です。共有すると、その時点までのメッセージと含まれるArtifactsを保存したスナップショットが作られます。共有後に会話を続けても、新しいメッセージは初期状態では相手に公開されません。

個人向けの共有リンクは、リンクを持つ人が閲覧できる仕組みです。特定の相手だけに送ったとしても、その相手がURLを転送できる点を考えて内容を選びます。一方、Team・Enterpriseのチャット共有は同じ組織のメンバー向けで、外部公開はできないと公式ヘルプに記載されています。

添付ファイル自体や、外部ツールから取得した生データは共有スナップショットに含まれません。ただし、会話に貼り付けた文章やClaudeの回答に引用された情報は見える範囲に入ります。ファイルが非公開でも、その要約に顧客名や契約条件が残っていないかを確認してください。

出典:Share and unshare chats

チャットのリンク作成・更新・解除の手順

会話のレビューを依頼するときは、共有前の内容確認から始めます。

  1. 共有したいチャットを開き、質問と回答を最初から確認する。
  2. 画面右上の「Share/共有」を選ぶ。
  3. 表示された画面の共有ボタンでリンクを作成する。
  4. 表示された公開範囲を確認し、リンクをコピーして相手へ渡す。
  5. 共有が不要になったら、共有メニューの可視性を非公開へ変更する。

個人向けチャットでは、PublicからPrivateへ変更すると直接リンクが無効になります。Free・Pro・Maxでは、Settings → Privacy → Shared chatsの「Manage」から共有済みチャットを一覧で確認し、個別に「Unshare」できます。

新しいメッセージも見せる場合、一般のチャット共有ヘルプは共有解除後の再共有を案内しています。Projectsの共有ヘルプには、共有メニューの「更新」で新しいメッセージを追加する説明があります。自分の画面に表示される操作に従い、更新後にどこまで含まれたかを確認しましょう。

出典:チャットの共有と解除、Projects内のチャット共有

Projects共有は共通資料と指示をチームで使う

毎回同じ資料を添付したり、文章のルールを説明したりする業務にはProjectsの共有が向いています。公式ヘルプでは、プロジェクトの可視性と共有はTeam・Enterpriseで利用できます。個人向けプランでProjectsを使えることと、チームへ共有できることは分けて考えます。

Projectsの「公開」は、組織内の全員が表示・利用できる状態を指します。Web上の誰でも見られる公開リンクとは意味が異なります。「プライベート」は招待されたメンバーにアクセスを限定する設定です。

  1. 対象のプロジェクトを開き、名前の右側にある「共有」を選ぶ。
  2. 一般的なアクセスで、組織全員か招待された人だけかを選ぶ。
  3. 組織のユーザーを名前またはメールアドレスで追加する。
  4. 資料の利用だけなら「表示可能」、管理も任せるなら「編集可能」を選ぶ。
  5. 不要になったメンバーは共有設定からアクセスを削除する。

「表示可能」でもプロジェクト内でチャットできますが、指示やナレッジは変更できません。「編集可能」では指示・ナレッジに加えてメンバー設定も変更できます。編集権限は、資料を直してほしい人へ必要な範囲で付けましょう。

重要なのは、プロジェクトを共有しても、そこで行った個々のチャットは自動共有されないことです。会話の経緯も見せたい場合は、対象のチャットを別途共有します。Enterpriseのグループ共有はベータで、管理者側の設定も必要です。

出典:プロジェクトの可視性と共有を管理する

Artifacts共有は成果物の種類と権限を確認する

成果物そのものを渡したい場合はArtifactsを使います。現在の公式ヘルプでは、「Share」を使う成果物と、チャットで作られた従来型の「Publish」「Share & copy link」を使う成果物を区別しています。古い画面の紹介だけを見て操作を決めないようにしてください。

Pro・Maxの新しい共有設定では、リンクを持つ人への共有や、メールアドレスによる特定の人の招待が案内されています。Team・Enterpriseは組織内共有が基本で、外部への共有は所有者の許可や管理設定に左右されます。Freeで従来型の成果物を公開できることと、新しい共有機能をすべて使えることも同じではありません。

  1. 成果物を開き、「Share」を選ぶ。
  2. 共有相手を追加するか、アクセスできる人の範囲を選ぶ。
  3. 成果物に表示される閲覧・コメント・編集の権限を確認する。
  4. リンクを渡すか、メール招待を確定する。
  5. 受取人が自分のアカウントで開けるか確認する。

メール招待はPro・Max・Team・Enterpriseのベータ機能です。相手は招待したメールアドレスのClaudeアカウントでサインインします。通常の共有ArtifactsにはClaudeアカウントが必要で、従来型の公開成果物は例外です。

iOS・AndroidではArtifactsの共有設定を変更できないため、Web版またはClaude Desktopを使います。接続先のアプリやClaudeを使う成果物など、外部共有できない種類もあります。

出典:Sharing artifacts

共有できない・相手が開けないときの確認点

ボタンがない、権限を変更できない、リンクを送っても開けない場合は、次の順に確認すると原因を絞れます。

  1. チャット・Projects・Artifactsのどれを共有しているか確認する。
  2. 自分のプランと、使っている端末が設定変更に対応するか確認する。
  3. 組織の管理者が共有や外部共有を許可しているか確認する。
  4. 相手が必要な組織・メールアドレスでサインインしているか確認する。
  5. リンクが解除済みでないか、成果物の種類に制限がないか確認する。

Projectsをアーカイブしても共有権限は保持されます。アクセスを止めたい場合はメンバー削除などの共有設定が必要です。また、Artifactsの「Only you」の扱いはプランによって異なり、Pro・Maxではメールで招待した人のアクセスが残ると説明されています。非公開にしたつもりでも、招待者一覧を確認しましょう。

出典:Projectsのアクセス管理、Artifactsのアクセス変更

業務で送る前は公開範囲と解除方法を決める

一度だけ回答をレビューしてもらうならチャット、同じ資料を継続して使うならProjects、成果物を確認・編集してもらうならArtifactsが候補です。共有対象を決めたら、相手・権限・共有を終える時期も合わせて決めます。

社外の人へ送るときは、機密情報、個人情報、認証情報が会話や成果物に残っていないかを確認します。公開リンクをチャットで送るだけでは閲覧者をその相手に限定できません。特定の人へ限定したい場合は、対象機能で使える招待方式を選んでください。

公開チャットの検索確認や解除を詳しく知りたい人は、共有リンクの確認と消し方も参照できます。本記事は2026年10月11日に公式ページを確認して整理しています。操作時には画面の公開範囲と本文中の公式ヘルプを照合しましょう。

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