
Claude Opus 4.5 の料金は?入力$5・出力$25・Batch割引を解説
Claude Opus 4.5 を API で使うとき、実際にいくらかかるのか。標準単価・Batch 割引・プロンプトキャッシュ・他モデルとの比較まで、Anthropic 公式の料金情報をもとに整理する。
目次 (10)
Claude Opus 4.5 の標準 API 料金
Claude Opus 4.5 の API 料金は以下のとおりだ。
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 入力トークン | $5 / 百万トークン |
| 出力トークン | $25 / 百万トークン |
「百万トークン」はおよそ英語で 75 万語、日本語で約 50 万字に相当する。一般的な API コールで送受信するプロンプト長を考えると、1 リクエストあたりのコストは 1〜2 セント未満に収まることが多い。
公式ページで最新料金を確認できる。出典: Anthropic Pricing — platform.claude.com
前世代 Opus 4.1 からの値下げ
Opus 4.1 は入力 $15・出力 $75/百万トークンだった。Opus 4.5 はこれを入力 $5・出力 $25 に引き下げており、67% の値下げとなる。
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Claude Opus 4.1(非推奨) | $15/MTok | $75/MTok |
| Claude Opus 4.5 | $5/MTok | $25/MTok |
| 変化 | −67% | −67% |
この値下げにより「本番系の常時呼び出しには高すぎる」という Opus 系の従来の課題が大幅に解消された。Sonnet 4.5 の $3/$15 と比べると 1.7 倍程度の価格差に縮まっている。
Batch API で 50% 割引 — $2.50/$12.50
即時応答が不要な処理には Batch API が使える。Opus 4.5 の場合、Batch API 利用時の料金は以下のとおりだ。
| 項目 | 標準料金 | Batch API 料金 |
|---|---|---|
| 入力トークン | $5/MTok | $2.50/MTok |
| 出力トークン | $25/MTok | $12.50/MTok |
Batch API はリクエストをキューに積み、最大 24 時間以内に非同期処理する仕組みだ。大量の文書要約・分類・評価タスクなど、リアルタイム応答が不要な用途に適している。
出典: Batch processing pricing — platform.claude.com
プロンプトキャッシュで繰り返しコストを削減
同じシステムプロンプトや長いドキュメントを複数回送信する場合は、プロンプトキャッシュが有効だ。
| キャッシュ操作 | 料金 | 有効時間 |
|---|---|---|
| キャッシュ書き込み(5分) | $6.25/MTok(基本料金の 1.25 倍) | 5 分間 |
| キャッシュ書き込み(1時間) | $10/MTok(基本料金の 2 倍) | 1 時間 |
| キャッシュ読み取り(ヒット) | $0.50/MTok(基本料金の 0.1 倍) | 直前の書き込みと同期間 |
5 分キャッシュの場合、初回の書き込みコスト(1.25 倍)を考慮しても 2 回目以降のキャッシュ読み取りは基本料金の 10% で処理できる。同じ長文コンテキストを 3 回以上送信するユースケースでは、総コストを大幅に削減できる。
他モデルとの料金比較
2026 年 6 月時点の Claude モデル料金を横並びで確認する。
| モデル | 入力 | 出力 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Claude Fable 5 | $10/MTok | $50/MTok | 最高性能が必要な複雑タスク |
| Claude Opus 4.8 | $5/MTok | $25/MTok | 複雑な推論・エージェント |
| Claude Opus 4.5 | $5/MTok | $25/MTok | 自律タスク・コーディング |
| Claude Sonnet 4.6 | $3/MTok | $15/MTok | 速度と性能のバランス |
| Claude Haiku 4.5 | $1/MTok | $5/MTok | 高速・低コスト処理 |
Opus 4.5 は Opus 4.8 と同じ $5/$25 という料金水準に位置する。Opus 4.8 は最新世代(1M コンテキスト・Adaptive Thinking 対応)だが、Opus 4.5 は Extended Thinking に対応しており、思考ステップを可視化しながら深い推論を行いたい用途で選択肢になる。
出典: Models overview — platform.claude.com
Extended Thinking の料金
Claude Opus 4.5 は Extended Thinking に対応している。Extended Thinking を有効にした場合、モデルが回答前に行う「思考トークン」も通常の入出力トークンとして課金対象になる。
思考トークンは出力トークンとして計算されるため、$25/MTok が適用される。思考量が増えると出力コストが増加するため、budget_tokens パラメータで思考量の上限を設定してコストを管理するのが一般的だ。
なお、Extended Thinking には対応しているが、Fast mode(高速推論)には非対応。Fast mode は Opus 4.6 以降のモデルで提供されている。
claude.ai サブスクリプションでの利用
claude.ai のサブスクリプションプランでは、API 課金とは異なるアクセス方式で Opus 4.5 を利用できる。
- Pro プラン($20/月): Opus 4.5 を含む全モデルに使用量上限付きでアクセス可能
- Team プラン($30/ユーザー/月): 組織での利用・管理機能
- Enterprise プラン(要見積もり): カスタム上限・専用サポート
API 経由のトークン課金とは異なり、サブスクリプションでは月額固定費で会話型UIを利用する形式だ。大量のプログラム的なAPI呼び出しには API 課金、個人や小チームのインタラクティブな利用には Pro/Team プランが適している。
Amazon Bedrock / Vertex AI での料金
AWS や Google Cloud 経由で利用する場合は、各クラウドプロバイダーの料金体系が適用される。Opus 4.5 から各プラットフォームでグローバルエンドポイントとリージョナルエンドポイントが選択できるようになった。リージョナルエンドポイントはグローバルに比べて 10% の割増料金が発生する。
- AWS Bedrock の公式料金: aws.amazon.com/bedrock/pricing/
- Google Vertex AI の公式料金: cloud.google.com/vertex-ai/generative-ai/pricing
コスト見積もりの計算例
実際のユースケースでコストをイメージするための例を示す。
例1: 日本語ドキュメント要約(1,000 件)
1 件あたり入力 2,000 トークン・出力 500 トークンと想定する場合:
- 入力コスト: 2,000 × 1,000 件 ÷ 1,000,000 × $5 = $10.00
- 出力コスト: 500 × 1,000 件 ÷ 1,000,000 × $25 = $12.50
- 合計(標準): $22.50
- Batch API 利用時: $11.25(50% 割引)
例2: コード生成タスク(月 10 万リクエスト)
1 リクエストあたり入力 1,000 トークン・出力 300 トークンと想定する場合:
- 入力コスト: 1,000 × 100,000 ÷ 1,000,000 × $5 = $500
- 出力コスト: 300 × 100,000 ÷ 1,000,000 × $25 = $750
- 合計: $1,250/月
プロンプトキャッシュで共通システムプロンプト(例: 2,000 トークン)をキャッシュすると、キャッシュヒット後の入力コストが 90% 削減されるため、実質コストをさらに下げられる。
まとめ
Claude Opus 4.5 の料金を改めて整理する。
- 標準 API: 入力 $5/MTok・出力 $25/MTok
- Batch API: 入力 $2.50/MTok・出力 $12.50/MTok(50% 割引)
- プロンプトキャッシュ読み取り: $0.50/MTok(90% 割引相当)
- Fast mode: 非対応(Opus 4.6 以降のみ)
前世代 Opus 4.1 から 67% 値下げされており、Sonnet 4.5 の約 1.7 倍という水準まで価格差が縮まった。Extended Thinking を活用した深い推論が必要なタスクで Opus 4.5 を検討する場合、Batch API とプロンプトキャッシュを組み合わせることでコストを最適化できる。