Claude を Ubuntu にインストール|apt と公式手順の使い分け
Ubuntu で Claude Code を使いたいけれど、「公式インストーラ」「apt」「npm」のどれを選べばいいのか、npm から入れたら command not found で止まった——そんな疑問やつまずきを持つ人に向けた記事です。Ubuntu は Anthropic が公式サポート対象に挙げている数少ないディストリビューションのひとつで、導入経路は三系統に整理できます。本記事では Anthropic 公式の setup ドキュメントを土台に、それぞれの最短コマンドと選び方、導入後の確認までを 1 ページにまとめます。
Ubuntu 20.04 以降は Claude Code の公式サポート対象 OS で、最短は Node.js を一切必要としない公式ネイティブインストーラのワンライナー curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash で導入でき、背景で自動更新まで完結する。システムの更新ワークフローに乗せたいなら apt 署名リポジトリ、Node.js 開発環境にそろえたいなら npm を選べばよい、とわかる。
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Ubuntu で Claude Code を入れる前の前提条件
Claude Code はターミナルで動く AI コーディング支援 CLI です。機能や使い方の全体像は Claude Code とは もあわせてご覧ください。
Anthropic 公式の setup ドキュメントが示す動作要件は次のとおりです。
- OS: Ubuntu 20.04 以降(Debian 10+ / Alpine 3.19+ も対象)
- ハードウェア: 4 GB 以上の RAM、x64 または ARM64 プロセッサ
- ネットワーク: インターネット接続が必須
- シェル: Bash または Zsh(Ubuntu 標準の Bash でそのまま動作)
- アカウント: Pro / Max / Team / Enterprise いずれかのプラン、または Amazon Bedrock・Google Vertex AI 等の API プロバイダ
無料の Claude.ai プランには Claude Code のアクセス権が含まれない点に注意してください。導入経路は 公式ネイティブインストーラ・apt 署名リポジトリ・npm の三系統で、以下で順に解説します。
方法1: 公式ネイティブインストーラ(最短・推奨)
Node.js を必要とせず、自動更新まで含めて完結する最短ルートです。Ubuntu のターミナルで次を実行します。
- インストーラを実行する:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash - バイナリが
~/.local/bin/claudeに配置される - パスが通っていない場合は新しいターミナルを開き直す
これは macOS・WSL と共通の Linux 用インストーラで、ネイティブインストールは背景で自動的に最新版へ更新されます。
安定版を入れたい場合は末尾に stable を渡します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s stable
stable チャンネルは通常 1 週間ほど前のバージョンで、大きなリグレッションを含むリリースをスキップします。特定バージョンを固定したいときは bash -s 2.1.89 のようにバージョン番号を渡せます(出典: Advanced setup)。
方法2: apt 署名リポジトリ(システム更新に統合)
社内配布や、システムの apt upgrade ワークフローに Claude Code を乗せたい場合に適した方法です。Anthropic は Debian / Ubuntu 向けに署名付き apt リポジトリを公開しています。以下は stable チャンネルを設定するコマンドです(出典)。
sudo install -d -m 0755 /etc/apt/keyrings
sudo curl -fsSL https://downloads.claude.ai/keys/claude-code.asc \
-o /etc/apt/keyrings/claude-code.asc
echo "deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/claude-code.asc] https://downloads.claude.ai/claude-code/apt/stable stable main" \
| sudo tee /etc/apt/sources.list.d/claude-code.list
sudo apt update
sudo apt install claude-code
導入前に GPG 鍵のフィンガープリントを検証しておくと安全です。
- 鍵を表示する:
gpg --show-keys /etc/apt/keyrings/claude-code.asc - 出力が
31DD DE24 DDFA B679 F42D 7BD2 BAA9 29FF 1A7E CACEと一致することを確認する - 以降のアップグレードは
sudo apt update && sudo apt upgrade claude-code
最新版を常に追いたい場合は、URL とスイート名を stable から latest に置き換えた deb 行を使います。apt 経由のインストールは Claude Code 自身では自動更新されず、システムのアップグレード操作で更新する点が公式インストーラとの違いです。
方法3: npm(Node.js 開発環境向け)
すでに Node.js 開発環境がある人や、グローバル npm パッケージで管理したい人向けの方法です。Node.js 18 以降が必要です。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
npm パッケージは標準インストーラと同じネイティブバイナリを、プラットフォーム別の optional dependency 経由で取得します。Ubuntu 標準リポジトリの Node.js は古いことが多く、それが原因で command not found になるケースがあるため、新しめの Node.js を入れておきましょう。
注意点は次の二つです。
sudo npm install -gは使わない(権限問題とセキュリティリスクの原因になる)- 更新は
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latestを使う(npm update -gは元の semver 範囲に縛られ最新へ移動しないことがある)
インストール後の確認とログイン
どの方法で入れても、導入後の確認手順は共通です。
- バージョンを確認する:
claude --version - 構成を詳しく点検する:
claude doctor - プロジェクトのディレクトリで起動する:
claude - ブラウザのプロンプトに従ってログインする
claude --version が command not found になる場合はパスが通っていない可能性が高いので、ターミナルを開き直すか PATH を確認します。claude doctor は最後の自動更新の結果やインストール状態の問題点も表示するため、つまずいたらまずこれを実行してください(出典: Verify your installation)。
アップデートと自動更新の仕組み
更新の挙動はインストール方法で異なります。
- 公式ネイティブインストーラ: 起動時と稼働中に定期チェックし、背景でダウンロード・インストール。次回起動時に反映される
- apt 経由: 自動更新しない。
sudo apt update && sudo apt upgrade claude-codeで手動更新 - npm 経由: 自動更新しない。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code@latestで手動更新
ネイティブインストールの更新チャンネルは settings.json の autoUpdatesChannel で latest(既定)か stable を選べます。自動更新を止めたい場合は env の DISABLE_AUTOUPDATER を "1" に設定します。即時更新したいときは claude update を実行します。
よくあるつまずきと対処
Ubuntu 環境で報告されやすいつまずきと対処を整理します。
command not found: PATH に~/.local/binが含まれていない。ターミナルを開き直すか PATH を追加する- npm で
command not found: Ubuntu 標準の Node.js が古い。Node.js 18 以降を導入する - 検索が効かない: ripgrep が見つからない。通常は同梱だが、足りなければ
sudo apt install ripgrepを入れる - 403 や
syntax error near unexpected token '<': インストーラ取得に失敗。Troubleshoot installation を参照する
なお、Ubuntu をベースにした Linux Mint での導入は Linux Mint に Claude Code を導入、Linux 全般の選択肢は Claude Linux アプリ導入 でも解説しています。
アンインストール手順
導入方法に応じて削除します。ネイティブインストールの場合は次のとおりです。
rm -f ~/.local/bin/claude
rm -rf ~/.local/share/claude
apt 経由はパッケージとリポジトリ設定を両方削除します。
sudo apt remove claude-code
sudo rm /etc/apt/sources.list.d/claude-code.list /etc/apt/keyrings/claude-code.asc
npm 経由は npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code で削除します。設定ファイルまで消したい場合は ~/.claude と ~/.claude.json を削除しますが、これで設定・許可ツール・MCP サーバー構成・セッション履歴がすべて消える点に注意してください(出典: Uninstall Claude Code)。
複数の方法で重複インストールしてしまった場合は、claude が残り続けることがあります。which -a claude で実体を洗い出し、不要な側を削除すると競合を解消できます。