claude ワークスペース 起動失敗|WindowsのVM復旧手順
Claude DesktopでCoworkを開いた途端、「Claudeのワークスペースの起動に失敗しました」「VM service not running」と表示され、再起動しても作業に戻れないことがあります。この記事では、ConsoleのWorkspaceとの違い、WindowsとmacOSで起きる原因、データを残したまま試す復旧の順番を整理します。
このエラーは多くの場合、Coworkが使うVMのサービス・仮想化機能・VMファイルの不整合です。まず数分待ってから完全再起動、Windowsは仮想化とサービス、macOSはVMバンドル再構築を順番に確認すれば、原因を絞って復旧できるとわかる。
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「ワークスペース」は2種類ある
検索でいう「Claudeのワークスペース」には別物があります。Claude ConsoleのWorkspaceは、組織のメンバーやAPIリソース、請求単位を分ける管理画面です。Consoleに入れない問題とは切り分けてください。詳しくはAnthropic公式「Claudeコンソールでワークスペースを作成・管理する」を参照してください。
一方、Coworkのワークスペースはタスクを実行する環境です。デスクトップアプリがローカルファイルやブラウザに接続する場合、VMサービスが関わります。ログインできてもVMだけが止まり、起動失敗になることがあります。本記事は後者が対象です。
エラー文で原因の範囲を絞る
最初に表示された文章をスクリーンショットで残してください。同じ「起動失敗」でも、取るべき対処が違います。
| 表示・症状 | まず疑う範囲 | 最初の対応 |
|---|---|---|
| 「Claudeのワークスペースをセットアップしています」 | 更新後の通常セットアップ | アプリを閉じず、完了まで待つ |
VM service not running |
VMサービスの停止、登録不全、ローカル環境の不整合 | 完全終了後に再起動し、再セットアップを確認 |
HNS、vmcompute、vfpext が不足 |
Windowsの仮想マシンサービス | Virtual Machine Platformとサービスを確認 |
0x80070005、rootfs.vhdx、sessiondata.vhdx |
VMファイルへのアクセス権限 | 権限変更前にログと保存場所を確認 |
Anthropic公式ヘルプでは、「ワークスペースをセットアップ中」は更新を適用している予期された状態と説明されています。公式のトラブルシューティングを確認し、進捗中は強制終了やフォルダ削除をしないでください。
全OS共通で最初に試す確認
いきなりVMファイルを削除すると、原因が分からないまま再発する可能性があります。次の順で状態を記録します。
- 表示されたエラー全文、エラーコード、発生時刻を保存する。
- Claude Desktopを通常の終了操作で閉じ、タスク実行中の処理がないことを確認する。
- アプリを起動し直し、「セットアップ中」「起動中」の表示が出たら数分待つ。
- 改善しない場合だけ、OSの再起動を行う。高速スタートアップやスリープ復帰だけで済ませない。
- Web版や別端末で同じCoworkセッションを開けるか確認する。
クラウドのセッションは端末を閉じても続きますが、ローカルファイルやブラウザにはDesktopが必要です。Anthropic公式の説明どおり、Web版でセッションが見えるかを試すと、アカウント側か端末側かを分けられます。
Windowsの仮想化とサービスを確認する
WindowsでHCS関連のエラーが出る場合、インストール済みでも仮想化サービスの登録や起動が不完全なことがあります。管理者権限のPowerShellで状態を確認します。
Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform
Get-Service vmcompute, hns
VirtualMachinePlatformが無効、またはvmcomputeやhnsが存在しない場合は、次の順に進めます。Microsoft Store版や会社管理PCでは、組織のポリシーを優先してください。
- 管理者としてPowerShellを開き、
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform -Allを実行する。 - シャットダウンではなく、Windowsの「再起動」を行う。公式ヘルプは、高速スタートアップの影響でサービスが初期化されないことがあると案内しています。
- VMwareやVirtualBoxを使っている場合は、管理者のコマンドプロンプトで
bcdeditを実行し、hypervisorlaunchtypeがAutoか確認する。 Offなら、必要性と社内ポリシーを確認したうえでbcdedit /set hypervisorlaunchtype autoを実行し、もう一度再起動する。- VDIや仮想マシン上のWindowsで使っている場合は、ネストされた仮想化が有効か確認する。ネストされた仮想化のない環境はCoworkの対象外です。
根拠とコマンドはAnthropic公式「Windows用Claude Desktopのデプロイ」にあります。Add-AppxPackageで個人ユーザーだけに入れた環境では、Coworkのサービスが登録されない場合があります。会社PCなら管理者に再配布を依頼してください。
WindowsのVMバンドルを再構築する
仮想化機能とサービスが正常なのにVM service not runningが続く場合は、ローカルVMバンドルの不整合を疑います。公式の標準手順ではないため、作業中のファイルをコピーし、削除ではなく名前変更で退避します。
- Claude Desktopを完全終了し、タスクマネージャーにClaude関連プロセスが残っていないことを確認する。
- 通常版Windowsでは
%APPDATA%\Claude\vm_bundles\claudevm.bundleを探す。Microsoft Store版ではC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Packages\Claude_xxxxx\LocalCache\Roaming\Claude\vm_bundles\claudevm.bundleが候補です。 claudevm.bundleをclaudevm.bundle.bakなどへ名前変更する。場所が不明なときは、似た名前のフォルダを無差別に削除しない。- Claude Desktopを起動し、画面に「ワークスペースを再インストール」が表示された場合だけ実行する。
- 「セットアップしています」「ワークスペースを起動しています」と表示されている間は、再起動や別タスクの開始をせず完了を待つ。
この手順は、Windowsの通常版・Store版別に場所を示したNoteの復旧例に基づく参考策です。直らなければ退避フォルダを操作せず、ログを添えてサポートへ相談してください。
macOSで起動失敗したときの暫定対応
macOSでは、アプリ更新後にローカルVM環境との整合性が崩れ、再起動だけでは戻らない事例があります。公式の確定手順ではない暫定策です。
- Claudeを
Command + Qで完全終了する。 - Finderの「フォルダへ移動」で
~/Library/Application Support/Claude/を開く。 claude-code-vmとvm_bundlesを、それぞれ.bakを付けた名前へ変更する。- Claudeを起動し、VMのセットアップが完了するまで待つ。
Zennの検証記事では、同じ2フォルダを削除して再セットアップしたところ復旧したと報告されています。公式策ではなく、設定やキャッシュがリセットされる可能性があるため、起動確認後に退避フォルダを整理してください。
ログを見て直らない原因を切り分ける
Windowsで再発する場合は、Claude Desktopの「ヘルプ」→「トラブルシューティング」→「ログを表示」を開き、supported-features-info.jsonを確認します。仮想化機能のどのチェックで失敗したか、HCSサービスが認識されているかを確認する材料になります。
0x80070005とrootfs.vhdxやsessiondata.vhdxが同時に出る場合、Windows 11 Homeだから即座に利用不可と判断するのは早計です。実例では、HypervisorPlatformの状態とVMファイルのアクセス権を確認し、claudevm.bundleに仮想マシン用アカウントの権限を付与して改善しています。ただし権限変更は誤ると他のファイルを公開するため、Windows 11 Homeでの検証例を参考情報として読み、先に公式ログとバックアップを確認してください。
サポートへ連絡する場合は、OSとバージョン、Desktopの入手元、プラン、エラー全文、再現条件、実行したコマンド、ログの該当箇所をまとめます。ユーザー名、メールアドレス、APIキー、業務ファイルの内容は伏せてください。
まとめ
claudeのワークスペース起動失敗は、ConsoleのWorkspace作成エラーではなく、CoworkのVMサービスやローカル仮想化環境を指しているケースが中心です。まずセットアップ表示を待ち、WindowsはVirtualMachinePlatform・vmcompute・hns・ハイパーバイザー、macOSはVMバンドルの不整合を順に確認します。VMフォルダの再構築は最後の手段として退避方式で行い、ログを残せば安全に復旧手順を進められます。