Claude 俳句の作り方|五七五を整えるプロンプトと例文

「claude 俳句」と検索している人の多くは、Claudeに季節感のある五七五を詠ませたい一方、字余りや季語の誤りをどう直すかで迷っています。この記事では、最初の頼み方から読みの確認、推敲の頼み方までを実例で整理します。モデル名の「Claude Haiku」と日本語の俳句の違いも先に分けて説明します。

目次
  • Claudeで俳句を作る前に知っておきたいこと
  • まずはこのプロンプトをそのまま使う
  • 五七五を崩さない指示の出し方
  • 季語と情景を決めて句を深くする
  • 生成結果を選ぶ・直す手順
  • Claudeにうまく直してもらう追撃プロンプト
  • できないこと・注意点
  • まとめ
Conclusion

Claudeで俳句を作るときは、お題・季節・情景・五七五・出力形式を最初に指定し、生成後に読みの音数と季語を確認するのが基本です。候補を複数出して推敲条件を追加すれば、初心者でも句の良し悪しを比べながら整えられるとわかる。

Contents (8)

Claudeで俳句を作る前に知っておきたいこと

俳句は、短い言葉で一瞬の情景や感情を表す文芸です。伝統的な説明では五・七・五の17音、季節を示す季語、切れ字などが基本要素になります。ただし、五・七・五に収まっているだけで良い句になるわけではありません。音の流れ、具体的な映像、読み手に残る余白も一緒に見ます。

ここでいう「5・7・5」は、漢字やかなの文字数ではなく、原則として読み上げたときの音数です。たとえば小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」は前の音と一まとまりになり、「ん」「っ」「ー」はそれぞれ一音として数えます。Claudeには句だけでなく、ひらがなの読みと「上五/中七/下五」の内訳も出させると確認しやすくなります。

なお、検索で見かける「Claude Haiku」は、Anthropicが提供するモデル名です。日本語の俳句を自動生成する専用機能という意味ではありません。Anthropic公式ページでは、Haikuを高速・低コスト寄りのモデルとして案内しています。俳句を作る用途では、利用できるモデルを選び、必要な条件を会話の中で具体的に指定すれば十分です。

出典:Anthropic「Claude Haiku」

https://www.anthropic.com/claude/haiku

まずはこのプロンプトをそのまま使う

お題だけを「俳句にして」と頼むと、季語がなかったり、説明文のような句になったりします。最初から役割、素材、制約、出力形式を渡すと、候補を比べやすい形で返ってきます。次の文面をコピーし、山かっこ内だけ置き換えてください。

あなたは日本語の俳句を推敲する編集者です。

お題:<詠みたい場面やテーマ>
季節:<春・夏・秋・冬>
入れたい情景:<場所、光、音、匂いなど>
避けたい表現:<あれば記入>

次の条件で俳句を3案作ってください。
1. できるだけ五・七・五の音数にする
2. 季語を1つ入れ、季語の読みと季節を示す
3. 各案にひらがなの読みを付ける
4. 「上五/中七/下五」の音数を数字で数える
5. 音数が合わない場合は、理由を書かずに修正版も出す
6. 最後に、情景が最も伝わる1案を選び、その理由を短く説明する

出力形式:
句1:
読み:
音数:
季語:
短い解説:

「編集者」と役割を置くのは、句を出すだけでなく、読みや音数まで点検させるためです。お題には「夏」だけでなく「夕立のあと、駅のホームから見える雲」のように視界に入るものを足します。入れたい情景を具体化すると、抽象的な「未来」「希望」だけで構成された句になりにくくなります。

この考え方は、Anthropic公式のPrompting best practicesが示す「明確な指示」「順序のある条件」「出力例」の使い方とも一致します。長い説明を足すより、何を守るかと、最終的にどの形式で返すかを先に固定することが大切です。

出典:Anthropic「Prompting best practices」

https://docs.anthropic.com/en/docs/build-with-claude/prompt-engineering/prompt-templates-and-variables

五七五を崩さない指示の出し方

Claudeは日本語の意味や雰囲気を作るのは得意でも、生成の途中で音を正確に数え続けるとは限りません。「五七五で」と一言書くだけでは、見た目は整っていても読みが6・8・5になることがあります。そのため、句を出す工程と、読みを点検する工程を分けて指定します。

実際に、Claude Haiku 4.5へ俳句を作らせた検証では、音数を確認しない状態で30句中9句(30%)が五七五でした。一方、読みを数える確認機能と修正指示を加えると、30句中23句(77%)まで改善したと報告されています。ただし、読み方を誤って申告して数だけ合わせる例もあり、機械的な判定をそのまま信じてはいけません。

出典:Qiita「ハイクの日にHaikuに俳句を詠ませてみる〜字余り祭り〜」

https://qiita.com/ryu-ki/items/83897ed6ebd2199b250e

五七五の確認だけを追加で頼むときは、次の追撃文が便利です。

先ほどの3句を、内容の良さを残したまま再点検してください。
1. 各句をひらがなで書く
2. 小さい「ゃ・ゅ・ょ」は前の音と一まとまりとして数える
3. 「ん・っ・ー」は1音として数える
4. 上五・中七・下五を別々に数え、数字を示す
5. 5・7・5でなければ、意味を大きく変えずに修正する
6. 修正後の句だけを最終候補として出す

返ってきた句は、画面上の文字数ではなく声に出して確認します。「入道雲」のように、見た目より読みの音が多い言葉もあります。読みを自分で区切り、上五・中七・下五を指で数えるだけでも誤りを見つけやすくなります。Claudeの判定が「5・7・5」でも、日本語として無理な読みになっていないかを最後に確認してください。

季語と情景を決めて句を深くする

季語は、句の中に季節の手がかりを作る言葉です。Claudeが提案した季語をそのまま採用せず、意味や季節が正しいかを別に確認しましょう。俳人協会・俳句文学館の「俳句検索」では、季語や季節から入選作品を調べられるため、候補の使われ方を確認する参考になります。

出典:公益社団法人 俳人協会・俳句文学館「俳句検索」

https://www.haijinkyokai.jp/system/saijiki/index.php

Claudeには、季語を一つ決めさせる前に候補を複数出させる方法もあります。たとえば次のように頼みます。

テーマは「雨上がりの駅」です。
夏の季語を5つ挙げ、それぞれの意味と、雨上がりの駅に合う理由を説明してください。
その中から1つだけ選び、次の句を五・七・五で作ってください。
抽象的な言葉を減らし、濡れた床、風、光のような目に見える要素を優先してください。

この指示から「雨上がり/石畳濡れ/夏の月」のような句ができた場合、読みは「あめあがり/いしだたみぬれ/なつのつき」で5・7・5です。数が合っていても、語順や助詞が不自然なら別案を求めます。「夏らしく」ではなく「夕方の駅に残る水たまり」「濡れた屋根に反射する光」のように、カメラで切り取れる情報を渡すと句の輪郭が出ます。

生成結果を選ぶ・直す手順

候補が複数出たら、数字だけで優劣を決めません。次の順に確認すると、形式と表現のバランスを取りやすくなります。

  1. 3〜5案を並べ、最初に情景が浮かぶ句へ印を付けます。五七五が完璧でも、何が起きているか伝わらない句は候補から外します。
  2. 各句をひらがなで読み上げ、上五・中七・下五の音を数えます。Claudeの表示が合っているか、自分の耳と指でも照合します。
  3. 季語の意味と季節を確認します。季語が重なりすぎていないか、テーマと関係のない言葉が混ざっていないかも見ます。
  4. 気に入った映像を一つ決め、「この情景を残して、説明的な言葉だけ3通り直して」とClaudeに頼みます。全部を一度に変えさせると、元の良さが消えやすくなります。
  5. 最終候補について、音数・季語・情景・言葉の自然さを短く自己点検させます。その後、読み上げたときの余韻が最も自然な句を選びます。

比較するときは、次の4項目をメモしておくと判断がぶれません。

確認項目 見るポイント
音数 5・7・5に近いか、読みが自然か
季語 季節と意味が合っているか
情景 場所・光・音などが浮かぶか
余韻 説明しすぎず、読み手が想像できるか

Claudeにうまく直してもらう追撃プロンプト

「もっと良くして」だけでは、Claudeが季語も情景も大きく変えてしまいます。残す要素、変える要素、評価の順番を明示しましょう。次の文面は、候補を絞った後の推敲に向いています。

次の句を推敲してください。

原句:<ここに句>
残したいもの:<場所・季語・感情など>
変えたいもの:<説明っぽさ、字余り、重い語感など>

次の順番で出してください。
1. 原句の良い点を1つ
2. 気になる点を1つ
3. 残したいものを守った修正版を3案
4. 各案の読みと音数
5. 最も自然な案と、その選定理由

五・七・五にするためだけに、意味の通らない読みや一般的でない言い換えは使わないでください。

修正結果がきれいでも、元の句が持っていた具体的な場面を失っていないかを見ます。たとえば「駅の水たまり」を「都会の哀愁」に置き換えると、雰囲気は出ても映像が消えます。逆に、字余りを一度許してから「どの言葉を残すべきか」を尋ねると、意味を保った修正案が出やすくなります。

できないこと・注意点

Claudeは季語の説明や音数を自信ありげに誤る場合があります。五七五を満たすことは、季語の選び方や言葉の新鮮さを保証しません。生成された句を公開・応募するなら、読み、季語、既存作品との類似、固有名詞の誤りを人間が確認してください。

特定の俳人の句をそのまま再現するよう頼むより、「静かな写生」「口語で軽い調子」のように、欲しい特徴を一般的な言葉で伝えるほうが安全です。既存の句を入力するときも、公開してよい文章か、利用条件に問題がないかを先に確かめます。

また、モデルの種類や提供状況は更新されます。「Claude Haiku」という名前だけを見て、俳句専用モデルだと判断しないようにしましょう。モデルの対応状況や利用条件を知りたいときは、Anthropic公式の製品ページを確認し、俳句の品質はモデル名ではなく、指示と見直しで判断するのが確実です。

まとめ

Claudeで俳句を作るなら、最初にお題・季節・具体的な情景・出力形式を指定し、候補を複数生成します。句だけでなく読みと音数を出させ、季語を外部の検索で確認し、最後は声に出して整える流れが実用的です。

Claude HaikuはAnthropicのモデル名で、日本語の俳句機能を指す言葉ではありません。五七五の正確さと作品としての良さは別々に点検し、残したい情景を伝えながら推敲を重ねると、納得できる一句に近づけます。

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